iPhoneに依存したアルバイト生活
サラリーマンを退職後、フリーランスのライターや動画編集者をやっていましたが、収入が安定しないのでフルタイムのアルバイトを始めました。
体力的にはしんどいですが、収入は安定してきました。
アルバイトの仕事の連絡・勤怠管理はすべて私物のスマートフォン(私の場合はiPhone)で完結します。
具体的には、
・iOSのアプリ
・iOSのSafariのWebアプリ
・iCloudメール
・SMS
・音声通話
と、どっぷりフル活用しています。
iPhone1台持ちの不安
現在メインで使っているのは、ドコモのiPhone 13 Pro Maxで、使っていて不便は全く感じていません。
しかし、悩みどころがひとつ。
iPhoneを1台しか持っていない場合、破損・紛失・盗難などのアクシデントが発生すると、(一時的にせよ)会社と仕事の連絡が取れず、勤怠の申告ができなくなってしまいます。
これは非常にまずい。
会社は「アクシデントがあればアルバイトが責任を取れ」とは面と向かっては言いませんよ。
言わないですけれど、アルバイトの側で取れる対策は取らなきゃいけない。
可用性を上げるにはiPhone2台持ちしかない
スマートフォンの可用性を上げるには、二重化、つまり2台持ちするしかない。
「可用性」というのは、簡単に言うと「サービスを極力止めない仕組み」のことです。
スマートフォンが「2台同時に」故障して使えなくなる確率は、1台持ちと比較して極めて低くなる、という理屈です。
ということで、iPhoneをもう1台都合して2台持ちしようとなったわけです。
通信キャリアも分散したい
可用性のことを言うのであれば、通信キャリアも分散させたほうが良い。
ドコモを2台持ちしたら、ドコモの通信インフラにトラブルが発生してつながりにくくなった場合、2台ともアウトになってしまいます。
ドコモとau、通信キャリアを分けておけば、ドコモとauの通信インフラが同時に落ちる確率はぐっと低くなるので、可用性が上がります。
余談ですが、個人的にはソフトバンクは考慮に入れていません。
別にキャリアとしての信頼性が低いから、というわけではなく、昔ショップの窓口で嫌な目にあったというのがその理由です。
孫社長は好きですよ。
ということで、サブのiPhoneとして、auの製品を選ぶことにしました。
サブ機のiPhoneはiPhone 16eが最適解か?
iPhoneといっても様々な機種があります。
予算に糸目をつけないのであれば、iPhone 16 Pro Maxが欲しいところですが、あいにくと懐が寂しい。
なるべくお金をかけたくない、かつサポート期間が長く取られていて、買い換えの頻度も下げたいということで、最新機種であるiPhone 16eに目をつけました。
iPhone 16eは(アップルが何と呼んでいるかは別として)廉価版という位置付けになります。
廉価版と言いつつ256[GB]モデルでauショップの価格一括で約13万円と、特に安いわけではありません。
手持ちのお金が少ないので痛いのですが、iPhoneとしては安い価格なので仕方ない。
欲しいのは相対的に安いiPhoneなのです。
iPhone 16eの私が考えるデメリットとその解釈
iPhone 16e、巷のネットのレビューではどちらかと言うとネガティブな意見が多い。
廉価版なので、機能がオミットされている部分が多い。
いわく、
・カメラがシングルレンズ構成
・画面がちょっと暗い
・日本で使用されている1.5[GHz]帯の周波数バンドに対応していない
・GPUが4つしかない
・カラーバリエーションが2色展開しかない
etc.、etc.……。
これらのデメリットですが、使用用途に不満がないなら宝の持ち腐れです。
かつての私は「できる限り高機能なものが欲しい」という考え方でしたが、収入が減ってからはややコストパフォーマンスにうるさくなりました。
カメラがシングルレンズ構成なのは、スマートフォンで写真を撮る趣味がない私には全然関係ありません。
ドキュメントスキャナーとして使えればいいや、という感じです。
若干画面が暗い、という指摘は、サブ機のスマートフォンでゲームをしたり、動画を観たりしない私には、これまた当たりません。
ビジネス用途に使えれば十分です。
1.5[GHz]帯の周波数バンドに対応していない点については、会社との連絡目的で使うには致命的か?とも思いましたが、ネットで調べる限り都市部ではさほど影響はないようです。
GPUが4つしかないことも、使用目的からすれば関係なし。
カラーバリエーションの少なさも、特にこだわりがない私には、これもどうでもいい。
どうせカバーつけるし。
ということで、若干価格が高い以外は文句なしのiPhone 16eをauショップで新規契約してきました。
iPhone 16eの使用感
セットアップして使ってみると、不満らしい不満はないです。
ストレージは後悔しないように256[GB]にしましたが、ファイルをため込むわけでもないので、128[GB]でもよかったかなぁという気がしています。
メインのiPhone 13 Pro Maxと比べると、6.1インチの画面サイズはやや小さいですが、文字入力はほとんどしないので、持ち運びに便利なコンパクトサイズでちょうどいい。
ケースや画面のガラスフィルムは、ないと気分がよくないですが、特にこだわりがないので、ビックカメラでそれぞれ2000円程度の安い物を買って付けました。
iPhone 16e vs. Google Pixel 9aのミッドレンジスマートフォン対決記事などもよくネットで見かけます。
しかし、iPhoneを使っている人はiPhoneが欲しいからiPhoneを選んでいるのであって、機能や価格の差別化でPixel 9aに乗り換える人は少ないのでは?と考えています。
(いないとまでは言わない)
結論:iPhone 16eは2台持ちのサブ機にピッタリ
というわけで、廉価版の機能制限(と若干高めの価格)を問わないのであれば、iPhone 16eはiPhone2台持ちのサブ機にピッタリ、という話でした。
メインで使っているiPhone 13 Pro Maxが壊れたり紛失したりしなければ出番がないiPhone 16eのサブ機ですが、安心を買ったと思い納得しています。
以下、蛇足の雑感
充電端子がUSB Type-Cになっています。
メインのiPhone 13 Pro MaxはLightning端子なので、モバイルバッテリーでの出先充電はケーブルを2種類用意しなければならない。
これは地味に不便。
ガンガン使うので、大容量モバイルバッテリー運用が必須なのです。
廉価版ということもあり、商品のパッケージにアップル製品でおなじみのペラペラの取扱説明書とアップルステッカーが同梱されていません。
個人的にはどうでもいいです。
インカメラ部分の構造がアイランドではなくノッチ。
これもどうでもいい。
カメラ機能がリッチじゃなきゃ嫌だ。
ここは割り切りが必要。
譲れない人も多いのでは。
でも、シングルレンズ構成でもドキュメントスキャナーとしてはよく写ります。
1.5[GHz]帯に対応していないと困る。
ここも絶対譲れない人も多いかと思います。
都市部(東京近郊)で使っているぶんには、つながりにくい状態になったことはありませんが、使う地域によっては未対応なのは致命的欠点になるかもしれません。
メインで使っているiPhone 13 Pro Maxですが、あと2年ほどでサポート切れになると思われます。
その時には機種更改が必要ですが、たぶんiPhone 18 Pro Maxではなく、iPhone 18 Plusに該当する機種を選ぶと思います。
「何が何でも最上位機種じゃなきゃ嫌だ」という考えは捨てました。
サブ機のiPhoneを選ぶにあたって、楽天モバイルは候補に無かったのか?
改善は進んでいるけどやはりエリアの狭さがネックかなと。
費用を抑えるために、いわゆる格安SIMは考えなかったのか?
通信キャリアを分散させたいため、ドコモ系の格安SIMは対象外。
au系のUQモバイルも検討しましたが、そんなに安いわけでもないので、au本体にしました。
サラリーマンインフラエンジニアだった頃、モバイル通信キャリア相手の仕事をしていました。
ドコモ/au/ソフトバンクそれぞれの局舎に入場して作業したことがあります。
その時に、au担当の営業マンに「建物の中ではauはつながりにくいので、ドコモを使え」と言われたことがあります。
昔の話なので、今はどうだかわかりません。
ショッピングモールの中では問題なく使えました。
iPhone 16eは4月のiOSアップデートで一応Apple Intelligence日本語に対応しました。
正直、私のようなライトユーザーには、「Apple Intelligenceのここが凄い!」みたいな売りが見えて来ません。
しかし、アップルファンであれば、Apple Intelligenceが日本語に対応した、というのはiPhone 16eを選択する理由のひとつになるでしょう。
アップルはAI開発競争に出遅れている感じですが、これから巻き返す可能性もなくはない。
それではまた。