懊悩煩悶ブログ

物欲にまみれたサラリーマンの悪戦苦闘記録

しゃべりたい奴にはしゃべらせる

サラリーマンを長くやってきて、数多くの上司・同僚・部下と接してきました。その中でひとつつかんだ、対人関係を円滑に進める簡単なコツがあります。「しゃべりたい奴にはしゃべらせる」です。

 

人間は、「とにかくしゃべりたい奴」と「できればしゃべりたくない奴」の2種類に大別できます。しゃべりたがる奴の口を塞ぐと、そいつはとたんにストレスを溜め込み始め、イライラして怒りを爆発させるようになります。

 

例えばおしゃべり好きの上司が、説教なり自慢話なりの長広舌をふるい始めたら、部下であるあなたは、決してそれをさえぎったりしてはなりません。仕事に関係のない、つまらないおしゃべりに延々と付き合わされてかなわない、などと内心思っていても、顔はニコニコして相槌を打ち、気持ちよく最後までしゃべらせてあげましょう。そうすることで、上司は上機嫌になります。もしおしゃべりの腰を折るようなことをしたら、その上司はあなたを恨むはずです。

 

同じことが部下の扱いにも言えます。例えばグループミーティングの席上、しゃべりたがりの部下には、話を振って、水を向けてやり、思う存分しゃべらせるのです。上司であるあなたへの愚痴や不平不満ばかりをまくしたてるかもしれませんが、そこは我慢して気の済むまでしゃべらせましょう。そうすることで部下は満足します。もし話の腰を折ったら、その部下は怒りをつのらせ、長く根に持つことになるでしょう。

 

大切なのは、相手がしゃべりたがり屋かそうでないかを見抜いて適応することです。しゃべりたがり屋は前述の対応でOKですが、しゃべりたがらない上司・しゃべりたがらない部下には逆の対応が必要です。すなわち、無理にしゃべらせようとすると彼らは強いストレスを感じます(私がそうです)。無理にしゃべらせるのではなく、例えばメールの文章で報告させるようにするなどの配慮が必要です。まあ、ビジネスシーンで口が重いのはデメリットばかりなので、おしゃべりになる訓練も大切ですが。

 

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私がこのコツに気づいたのは、かつて部下だった人間に、長い間満足にしゃべる場を与えないでいたために、最後の最後で「あなたは最低の上司だ」と告白された、という失敗からでした。その部下とは喧嘩別れのようになってしまいましたが、実に苦い苦い経験でした。そういう経験を踏まえて、少しだけ成長したわけです。

 

それではまた。