懊悩煩悶ブログ

物欲にまみれたサラリーマンの悪戦苦闘記録

クリスマス(イブ)には部下を定時で帰そう

タイトルで言いたいことは言い切っていますが、年の瀬になると思い出すことがあります。昔、大きなプロジェクトを進めていて、課長として部下たちと毎日残業して対応していました。会社の売上増につながるので、私自身はモチベーションが高い状態で、ガンガン長時間労働をしてもへっちゃらでした。

 

クリスマスが近くなった頃、私が尊敬する部長が、私を読んでこう告げました。「プロジェクトが忙しいのはわかるが、クリスマスイブとクリスマスの二日間は、部下を定時で帰宅させろ。それが人心掌握のコツだぞ」

 

つまり、クリスマスは家族や恋人とゆっくり過ごせるように、部下に配慮しろというのです。

 

独り身で家族も恋人もいない私は、常日頃「クリスマスもバレンタインデーもくそくらえだ」と嘯く中二病人間でした。そんな私がクリスマスも部下を残業で拘束することを牽制するための、部長の一言でした。

 

確かに図星で、イブもクリスマスもぶっ通しで部下に残業をさせようと企んでいました(もちろん、私だけ先に帰るということはありません。一緒に残って監督するのです)。

 

定時で帰らせろって、いやいや仕事のほうが大切でしょ、仕事がたくさんあるんだから、と当時イケイケドンドンだった私は考えましたが、尊敬する部長の言うことなので、そんなものかなあと思いつつ再考せざるをえません。部下には「イブとクリスマスには定時で帰っていいよ」と言い、残った仕事は私が深夜まで働いて片付けました。

 

これで部下たちは私に恩義を感じて、心服してくれたのかどうかはよくわかりません。とにもかくにもそれ以降私は毎年12月24日と25日は部下を定時で帰すようになりました。

 

ワークライフバランスを深く考えるようになった今では、特別な日に部下を残業から解放するのは良いことだと思えるようになりました。独り身の私でも、クリスマスで街がイルミネーションに彩られると、心がウキウキしてきます。家族や恋人と過ごせる人はもっとたのしいだろうなあと考えることにしました。

 

世の管理職の皆さん、イブとクリスマスぐらいは部下を定時で帰宅させてみては?

 

それではまた。