懊悩煩悶ブログ

物欲にまみれたサラリーマンの悪戦苦闘記録

新日鐵住金ソリューションズの思い出

ICTエンジニアをやっていた頃、サン・マイクロシステムズ(現オラクル)やヒューレット・パッカード(hp)といったメーカーのサーバーを調達するわけですが、サンやhpから直接モノを買うわけじゃなくて、システムインテグレーター、いわゆるSIerを経由してサーバーを買うわけです。

 

SIerとして世に名が通っているのは、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)とNSSOL(新日鐵住金ソリューションズ)じゃないかと思います。

 

サーバーの調達からシステムの構築までを一貫してSIerに任せるために、両社から相見積もりを取ってみると、両社の営業マンが売り込みにやってきます。

 

私の見るところ、CTCとNSSOLのSIスキルレベルはほぼ互角、あとは調達の価格と納期の勝負になります。比べた結果はだいたいCTCのほうが安くて納期が早いので、私はほとんどCTCを選んでいました。

 

それで、NSSOLの営業マンに「おたく、価格が高いよ」と伝えると、こう切り返してきました。「新日鐵住金ソリューションズは親会社の製鉄高炉のシステムも作っています。製鉄所の高炉は24時間365日停められない、ミッションクリティカルな業務です。我々はミッションクリティカルなシステム作りに自信があります。(だから価格が高いんです)」

 

これを聞いて、私は「そうか、製鉄所関係の会社は品質に関する意識が高いんだなぁ」なんて思ってしまいました。そういう刷り込みがあって、数年の間は「鉄は国家なり」という言葉は今も生きているんだという認識でした。

 

ところがそこへきて、神戸製鋼所の品質データ改竄という大ニュースがありました。製鉄関連もこんなだらしないところがあるんだ」という落胆の気持ちが大きくなりました。いや、新日鐵住金が悪いと言っているわけではありません。悪いのは神戸製鋼所です。お間違えなく。

 

神戸製鋼所の不正事案は、日本の製造業に対する警鐘として、ものづくりに携わる者は重く受け止めなければなりません。品質をないがしろにすると手酷いしっぺ返しが来る、そんなことをニュースを読みながら考えた夜でした。品質というと、日産自動車でもひどい不正がありました。品質については思うところがあるので、稿を改めて書きたいと思います。オチも役立つ情報もなくてすみません。

 

それではまた。